心のとも運動とは

毎日使う筆記用具をつうじて、障がいのある人たちをお手伝いするのが心のとも運動です。
障がいのある方が分け隔てなく明るく暮らせる社会の実現をめざします。

共に生きる福祉のこころ

知的障がいのある人々が、家庭・学校・職場など社会のあらゆる場で、地域の一員として共に生活できる社会を実現したい、そうした願いから日本各地に「手をつなぐ育成会」が組織されています。
心のとも運動は、指定文具を販売することで、育成会による各種啓発活動などの費用をサポートしています。

育成会と連携

具体的には、「心とこころ」鉛筆などの文具を購入いただくと、その収益が育成会に送られ、特別支援教育の研究と振興、育成会の相談事業、学校卒業後の進路の整備など各種事業の推進に役立てられます。

この文具の啓発事業は、各地の育成会が主催するのに加え、運動に協力いただける学校でも行われます。 学校での頒布による売上は、ちえの友鉛筆株式会社が集計し、ルールに従って各県の育成会に啓発資金が送られます。

商品は鉛筆、替え芯、消しゴム、ペンなど

心のとも運動で頒布されるのは、鉛筆、赤鉛筆、シャープペンの替え芯、消しゴム、多機能ペン、ボールペンセット、マーカーです。
詳しくは商品紹介のページをご覧ください。

運動の歴史

「心のとも運動」は児童文化協会が長年に渡り行ってきた啓発事業であり、   その運動は今も全国の多くの支援者により支えられています。

 
1949年 有志により全国孤児援護協会を設立し、孤児院の援助を行う。
1954年 児童文化協会と改称し、この頃から 「愛の巡回運動」 を展開する。
1962年 地元 大田区精神薄弱者育成会(当時名称原文のまま)と提携し「愛のひとしずく運動」に呼称を変更。
1964年 全日本精神薄弱者育成会との連携がなる。この頃より各県の育成会と本格的に提携を強化し、普及に努める。
1970年 特殊教育関係者との提携を計る。
1976年 全国の特殊教育関係者との提携を強化する。
1981年 国際障害者年を期に「愛のひとしずく運動」から「心のとも運動」に変更。※現在も、県によっては「愛のひとしずく運動」の名称のままで親しまれている。 
2006年 諸事情による協会の解散に伴い、「心のとも運動」を提携会社であるちえの友鉛筆株式会社へ移行。現在の形に至る。